【石鹸】実は洗顔やボディーソープも石鹸

化粧品カテゴリー別解説

悩みを解消するポイント

化粧品原料プロフェッショナルのPepeです。
前回お話した乳液とクリーム、美容液と化粧水の違いが好評でしたので、製剤説明の第3弾です。今回は石鹸に関して解説していきたいと思います。前回のブログは下記を参照下さい。


今まではスキンケアをメインに解説してきたブログですが、忘れてはいけないのが石鹸です。石鹸なんか今は全然使ってないですという方も多いとは思いますが、実は固形石鹸としては使っていなくても洗顔やボディーソープは石鹸で構成されている商品がほとんどです。

化粧品原料開発に15年以上従事し化粧品の本場であるフランス、イタリア、アメリカ、韓国、日本と様々な化粧品開発に関わってきたPepeが経験を活かした情報提供をしたいと思っております。化粧品の本質である中身(成分)の理解ができ、本当に自分の合った商品が選べるようになりますよ。

記事を読んで頂けると、使用感や見た目という感覚的な部分だけではなく、化粧品の本質である
中身(成分)が理解出来ると思います。中身が分かると本当に自分の合った商品が選べるようになります。

Pepe
Pepe

おすすめ商品を先にみたい方はこちらをクリックして下さい。

石鹸?

石鹸って何?

Pepeさん

石鹸って何なんですか?

Pepe
Pepe

石鹸とは界面活性剤です。

Pepeさん

ちょっと何言っているか分かりません(T_T)

Pepe
Pepe

このブログは化学専門ブログではないので分かり易くいうと

泡立つ成分ですね。

注:石鹸=アニオン界面活性剤(ここは無視で大丈夫)

洗顔、ボディーソープ、シャンプー、ハンドソープ等も同じですか?

Pepe
Pepe

その通りです。全て界面活性剤で構成されている商品ですね。

その中でも洗顔やボディーソープは石鹸が入っている商品も多いですよ。

そうなんですね。

台所洗剤とかも泡立ちますが石鹸という事ですか?

Pepe
Pepe

台所洗剤は石鹸ではないですが、同じグループであるアニオン界面活性

という成分ですね。成分は違いますが、グループは一緒みたいな感じです。

ジャニーズ事務所所属の嵐とSMAPみたいな感じでしょうか。。。

2グループとも解散してましたね(汗)

石鹸の歴史

石鹸は古くから使われていて、生活必需品でした。
体や手を洗うのは勿論ですが、衣類の洗濯や掃除まで幅広く使われてます。今は衣類は衣類用、お風呂はお風呂用、床は床用、体は体用(ボディーソープ)と分かれていますが、昔の人は何でも石鹸を上手く利用して汚れを落としていましたよ。

先程から界面活性剤という言葉が出てきますが、化粧品にはこの界面活性剤という成分(原料)はなくてはならない成分です。ここで話すと難しい話になってしまいますので割愛しますが、界面活性剤の事を詳しく知る事は化粧品を知る事になると言っても過言ではない成分です。興味のある方はGoogle先生や右記の花王さんのサイトをみて下さい。こちらをクリック

石鹸の作り方

Pepeさん

石鹸はどのように作られるのでしょうか?

Pepe
Pepe

石鹸の作り方は油にアルカリを入れるんです。

昔は油脂にアルカリを入れて作ってました。

ちょっと何言っているか分かりません(2回目)

Pepe
Pepe

お肉を買うとついて来る牛脂にアルカリを入れると石鹸になるんですね。

そうすると油(牛脂)と水(アルカリ)に溶ける成分が一緒になって、泡立つ成分になるんですよ。それが石鹸です!

ふーん。そうなんですね。。。

(あんまり意味が分からないな~)

Pepe
Pepe

意味が分からないですよね。

石鹸という物質は油とアルカリという事で大丈夫です。

意味は分かりませんが、分かりました笑
石鹸になると泡立つんですね?

Pepe
Pepe

はい、油とアルカリで構成された石鹸という成分は泡立つ成分となります。

化粧品原料プロPepeが選ぶ石鹸

Pepe
Pepe

石鹸を選ぶポイントは上記でも話しているように油とアルカリが何から出来ているかです。

油の種類:牛脂、豚脂、植物油脂

アルカリ:水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、TEA、


化粧品原料目線から言うと石鹸はどの商品も良いと思います。ただ、一際特徴があると思うのは牛乳石鹸さんや松山油脂さんの商品です。

牛乳石鹸さんの商品
化粧品原料プロだからこそ知っている情報としては、今も動物油脂を使っている珍しい石鹸です。身近な商品でいうと、地域でとれた大豆で美味しい豆腐を手作りで作っている豆腐屋さんの豆腐のようなイメージです。私は使用感のみにフォーカスするのであれば、こちらのしっとりさに勝てるものはないと思っています。特におすすめは赤箱です。私は夏は青箱、冬は赤箱です。

Pepeおすすめ釜焚き石鹸 牛乳石鹸 カウブランド青箱

松山油脂さんの商品
松山油脂さんも釜だき(油脂から石鹸を作る製法)で作ってます。
釜だきとは油脂から石鹸を作る方法です。一般的には油脂を分解して得られる脂肪酸とアルカリを組み合わせて石鹸を作りますが、油脂に直接アルカリを添加して得られる石鹸は使用感が変わってきます。イメージ的にはよりしっとりするような石鹸が得られるイメージです。松山油脂さんのユーカリハンドソープは素晴らしい使用感です。

Pepeおすすめ釜焚き石鹸 松山油脂 ハンドソープ
Pepeおすすめ釜焚き石鹸 松山油脂 石鹸 Mマーク 5種セット ローズマリー ラベンダー


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