悩みを解消するポイント
化粧品原料プロフェッショナルのPepeです。
自身の肌が敏感だと思う方は多いのではないのでしょうか?いつも敏感肌用の化粧品を使用しているのにも関わらず合わない製品や、昔は合っていたのに今は会わない商品も多いですよね。
今回は化粧品原料プロ視点から敏感肌用化粧品について解説し、市販されている商品の中で化粧品原料プロフェッショナル視点でおすすめ商品を紹介したいと思います。
化粧品成分開発11年の経験を活かした情報提供を行いたいと思っています。化粧品の本質である中身(成分)の理解ができ、本当に自分の合った商品が選べるようになりますよ。
記事を読んで頂けると、使用感や見た目という感覚的な部分だけではなく、化粧品の本質である
中身(成分)が理解出来ると思います。中身が分かると本当に自分の合った商品が選べるようになります。
最終的には、敏感肌用化粧品がどのように設定されているかを理解出来ると思います。
製品設計を理解した状態で敏感肌用化粧品製品を探す事が出来る筈です。
おすすめ商品を先にみたい方はこちらをクリックして下さい。
化粧品原料プロのPepeが本当の意味でオススメしている商品をまとめています。
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敏感肌用化粧品について解説
敏感肌とは?
Pepeさん
敏感肌はどんな状態なんですか?
どの状態を敏感肌というかの定義はありませんが、基本的には皮膚のバリア機能が低下している状態を一般的には敏感肌と言うと思います。
バリア機能ですか。。。
難しいですね。
そうですよね。日常的に敏感肌な方もいれば、日々の生活で皮膚バリア機能が低下する場合もあります。例えば普段は洗顔してもピリピリしないのに、生理の時や疲れている時は肌がつっぱったりピリピリする事ありませんか?
確かに、私は普段は大丈夫なんですが、疲れている時や日焼けした後なんかは洗顔の後やスキンケアを塗った時にピリピリする事があります。
そうですよね。敏感肌といっても日常的な場合と一時的な場合があるので、そういった個々の原因を自身の生活と照らし合わせて化粧品も使い分ける方が良いかもしれませんね。
そうですね。普段の生活も気にしてみます。
バリア機能低下とは実際、肌の上ではどんな事が起きているのですか?
様々な原因はありますが、下記の画像のように肌の一番外層部分である角層に何らかのダメージがある場合が多いと思います。
そうなんですね。
でわ、角層をケアするような化粧品が有効的という事でしょうか?
一つのアプローチとしては良いと思いますが、絶対にそれが良いとは言い切れないと思います。
敏感肌の原因が様々あるように、敏感肌用化粧品としても原因によって使い分ける必要があると思います。
敏感肌の原因
敏感肌の原因は様々ありますので、原因を特定するには個々の状態を把握する必要があります。
主に原因とされている理由は下記です。
外的要因
- 空気の乾燥
- 紫外線
- 温度や湿度の変化・
- 汗
- ハウスダスト・ダニ
- 金属
内的要因
- 心理的疲労
- 睡眠不足
- 生理
- 妊娠
- ストレス
- 更年期障害
内的要因に関しても敏感肌になる要素は高いので、睡眠不足、疲労等の体力回復系はゆっくりと休息が必要です。休息をしっかりとる事で心身ともにリラックス出来てお肌の調子がよくなる事は多いです。
Pepeも先ずは内的要因を解決するようにしています。
一番はゆっくり休む事ですね。
敏感肌用のアレルギーテスト
敏感肌に定義がありませんので、化粧品メーカーさんが敏感肌でも使用出来ると言ってしまえば一般的な人はそれを信じて使用します。敏感肌用化粧品でトラブルが多く起きるのは、定義がないからだと思います。実際に敏感肌用化粧品を使用してもピリピリしたり、自分には合わない事がよく起きるのも事実だと思います。
敏感肌に定義がないので、商品設計も難しいです。
その中でも指標で見れるテストがあります。人パッチ試験とRIPT試験です。
人パッチ試験
下記のように化粧品を肌につけて反応をみます。基本的には24時間つけた後、お医者さんの判断で下記のような点数をつけるような形です。パッチテスト済みというのは殆どがこの24時間閉塞テストを行って問題ないと判断された商品が多いです。
大手化粧品会社は殆どの製品で人パッチ試験を実施していると思います。
RIPT試験
こちらも同様に肌にパッチをつけて行う試験です。通常の試験との違いは何回もやるという事です。
一度だけでは刺激が出ない場合でも反復(何度も行う)でアレルギー反応が起きる事もあります。アレルギーテスト済み等が記載されている商品はこのRIPTテストを実施している商品です。実際には24時間のパッチテストを実施した後、24時間休んで、また同じ箇所に24時間というのを9回繰り返して皮膚反応を観察します。
*RIPT:Repeated Insult Patch Testの略
Pepeは敏感肌用化粧品の場合、上記のRIPT試験を実施している商品を基本的には買うようにしています。RIPT試験は試験方法も確立されている試験ですので、試験済みの商品の方が敏感肌にはリスクが少ないと個人的には判断しています。
人パッチやRIPT試験については以前ブログで解説していますので、下記参考にして下さい。
防腐剤と敏感肌の関係
巷では防腐剤は敏感肌によくないという言葉をよく耳にします。
化粧品原料プロ視点からのコメントは配合する量によると思っています。
化粧品で防腐剤と認定される成分は厚生労働省によって、その配合の上限が決まっています。
また、防腐剤の配合量は各製品によって違いますので、一概に防腐剤が入っているからといって刺激になるかは分からないんです。防腐剤が入っているからこの商品は刺激があると決めつけるのは時期尚早かと思います。因みにPepeの場合は各防腐剤の配合量を少量から配合上限まで増やしてみて個人的にパッチテストをしてみましたが、Pepeの場合刺激は出ませんでした。逆に一般的に使用されている保湿剤では刺激が出ましたので、人それぞれだという事がわかります。
*注:防腐剤やその他の成分で刺激が出る方もはいますので、個人で判断して下さい。
Pepeのように化粧品成分で刺激を見れる方は少ないと思いますので、実際にはRIPT試験等の結果を一つの指標にされるのが良いと思います。
防腐剤に関してのブログも参考にして下さい。
敏感肌用化粧品によく配合されている成分
バリア機能低下や慢性的に炎症が起きている事が多いので下記のような成分が配合される事が多いです。
- セラミド
- アラントイン
- グリチルリチン酸ジカリウム
- ヒアルロン酸
- リピジュア(ポリクオタニウム-51)
成分的には高保湿や抗炎症の長けた成分が多いですね。
セラミドがバリア機能
グリチルリチン酸ジカリウムが抗炎症
ヒアルロン酸が高保湿
Pepeおすすめの敏感肌用化粧品
Pepeのおすすめはこれ!!
高純度ワセリン サンホワイトP-1
凄く調子が悪い時はワセリンに戻った方が良い時があります。お風呂上がりにたっぷり塗ってグッスリ寝ると朝は調子が戻るパターンも結構あります。こちらのワセリンは国内で精製している高純度タイプなので色も黄色くならず使用感も良いですよ。
コーセーマルホ カルテHD モイスチュア ローション
製薬会社のマルホさんとコーセーさんの合弁会社が発売したカルテ、推しの成分はヘパリン類似物質ですが、医薬部外品なので恐らく配合量は医薬品より少ないと思います。その分セラミド類似ポリマー【リピジュアの兄弟みたいな成分】も配合されていて保湿性と使用感抜群です。コスパも良いですね。
花王 キュレルクリーム
言わずと知れた花王さんのキュレルです。セラミドを見出した素晴らしい技術力の会社です。
この価格でセラミド高配合はコスパが良すぎます。是非一度使ってみて下さい。キュレルの疑似セラミドは花王さんが成分も自社で製造していますよ。
セラミドブログも是非参考にして下さい。
全薬工業 アルージェミスト
製薬メーカーの全薬工業が満を持して化粧品ブランドとして立ち上げたアルージェ、界面活性剤をできるだけ使用せずにセラミドをナノ化する技術は素晴らしいです。コスパもこの内容であればGood!
アルージェのセラミドは天然セラミドで肌なじみが凄く良いです。
資生堂薬品 イハダ 薬用バーム
セラミドではなく抗炎症と保湿に拘った製品です。グリチルレチン酸ステアリルはPepeも好きな成分で慢性的に起きる炎症を抑えてくれる効果のある成分です。コスパもめちゃくちゃ良いです。
成分のグリチルレチン酸ステアリルは素晴らしい抗炎症剤です。
Pepeが選ぶベストコスメ2021年は下記を参照下さい↓
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