※2022年11月3日更新
【自己紹介】
化粧品成分専門ブログ
コスメプロフェッショナル
運営者 Pepe
化粧品成分開発に10年以上従事した化粧品成分のプロフェッショナルであるPepeが発信する化粧品成分特化ブログです。難しい化粧品成分を分かりやすく解説していき、その成分を使用した最終製品を紹介していきます。読者の方が化粧品成分を理解する事によって、化粧品選びが楽しくなり、幸せなコスメライフを過ごせる切っ掛けになれば嬉しいです。
本日のテーマ
【美白・ブライトニング】
肌を明るくしたいのは女性の長年の思いです。
今回は美白・ブライトニングをテーマに市販されている商品の中で化粧品成分プロフェッショナル視点でおすすめ商品を紹介したいと思います。成分や内容が分かると美白化粧品の良さが見えてきます。
美白やブライトニング成分を徹底解説し、最終的には市販されている商品中でおすすめ商品を紹介していきます。化粧品成分開発10年以上の経験を活かした情報共有と化粧品の本質である中身(成分)の情報を提供します。
美白・ブライトニングがどのように着目されたかや、どの部分に効く成分かも解説していきます。
記事を読んで頂けると、使用感や見た目という感覚的な部分だけではなく、化粧品の本質である
中身(成分)が理解出来ると思います。中身が分かると本当に自分の合った商品が選べるようになります。
数ある美白・ブライトニング製品の中から、
自身に合う製品を探す事が出来る筈です。
Pepeおすすめ商品を先にみたい方は左記をクリックして下さい。
今回のテーマ【美白・ブライトニング】に関して化粧品成分プロのPepeがオススメしている商品をまとめています。
今まで紹介した商品は楽天ルームで確認出来ます。
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美白の有効成分や効果を化粧品成分プロが解説
美白の有効成分や効果を化粧品成分プロが解説
美白・ブライトニングの効果とは?
Pepeさん
美白化粧品って何なんですか?
美白化粧品とは医薬部外品の美白商品の事ですね。
すいません。
ちょっと何を言っているか分かりません(T_T)
化粧品、医薬部外品、医薬品、医療機器というのは薬機法という法律があり
美白という言葉は医薬部外品でしか使えない言葉です。
えー!そうなのですか?
美白と書いてある商品は全て医薬部外品なのですか?
はい。そのとおりです。
美白と記載のある商品は全て医薬部外品となります。
わかりました。では、美白と書いてある医薬部外品の商品を購入すると、私の肌は白くなるって事ですね?
実はそうではないのです。
美白という意味は肌を白くするという連想されやすいですが、美白成分は今から黒くなるのを抑える成分が殆どです。今から白くなるというよりは、今後黒くならないように予防するという方が当てはまると思います。
えーーー!!
じゃー出来てしまったシミは戻らないという事でしょうか?
はい。基本的には難しいと思います。
出来てしまったシミを消したい場合は皮膚科にご相談する事をおすすめします。化粧品やサプリメントでは基本難しいです。ただ、今後シミや黒くなるのを防ぐ(これ以上悪化させない)という意味では、美白化粧品は有効的ですよ。
美白の有効成分
美白の有効成分とは?
美白の成分は多数ありますが、医薬部外品の有効成分になる成分は限られています。これは医薬品をイメージすると分かり易いと思います。
例えば、医薬品である解熱剤では「イブプロフェン」配合とかCMでよく耳にしますね。これは厚生労働省が認可した解熱する効果のある有効成分である「イブプロフェン」を配合しているから言える事なんですね。
医薬部外品も美白という言葉も医薬品と同様に、その効果が認められた成分を配合しないと美白という言葉は使えないのです。
美白という言葉が認めらている主な成分は下記となります。
・アスコルビン酸誘導体(ビタミンCを基に合成した成分です。)
・アルブチン
・トラネキサム酸
・プラセンタエキス
・コウジ酸
・リノール酸S
・4MSK
基本は上記の成分が入っている商品が医薬部外品の美白という事を商品に記載出来ます。
美白の本当の意味
美白の本当の意味?
厚労省が認可している美白成分は20種類以上あります。美白成分によって、しみやそばかすを抑える仕組みが異なるので、あらかじめ確認しておくことが大切です。 美白成分は美白の有効性に対して厚生労働省の認可が必要になってきます。認可された美白成分を配合すると商品に書けるようになり、その商品には美白成分(上記の成分)が配合されています。美白有効成分の効果は、メラニンの生成を抑え、しみやそばかすを抑えることです。
分かり易くいうと、日焼けとかで黒くなるメラニンという成分を抑える効果という事ですね。
そういう意味では肌が白くなるとは書いていません。
美白化粧品は無駄と言っている訳ではなく、正しく理解して使用し、未来のお肌健康に活かしてほしいです。
美白効果チロシナーゼ活性阻害
チロシナーゼ活性阻害?
チロシナーゼとは一体何なのでしょうか?それは黒さの元であるメラニン色素をつくり出すトリガーの酵素です。一般的にはシミやソバカスの原因は過剰なメラニン色素によって引き起こされます。メラニン色素の生成の順番は下記のようなプロセスです。
1、紫外線、ストレス、酸化(空気に触れること)
2、上記をきっかけにチロシナーゼ発生
3、チロシナーゼとチロシンが反応し、最終的にはメラニンを生成します。
チロシナーゼを作らせなければ、メラニン色素が出来ないという事です。
化粧品成分の中で美白剤として使用されている成分の殆どがこのチロシナーゼ活性阻害効果のある成分です。
Pepeが選ぶおすすめ美白化粧品
ここからは化粧品成分プロとしておすすめの美白化粧品を紹介させていただきます。
Haku メラノフォーカス
化粧品成分プロおすすめポイント👇
資生堂の美白技術の結晶「Haku」2つの美白有効成分が配合されています。4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)、m-トラネキサム酸(トラネキサム酸)ですね。この2つ有効成分の組み合わせはこの商品の凄いところです。通常は一つに有効成分でも美白と言えます。4MSKは資生堂の独自成分で、他社にはない特別な製品となっています。
POLA ホワイトショット
化粧品成分プロおすすめポイント👇
POLAの独自美白有効成分ルシノールを配合した美白コスメ、ビタミンC誘導体とのダブル有効成分です。しっとりコクがある感触で一度使用するともう他の製品に戻れないという方も多いです。美白成分のルシノールはPOLAさんが研究を重ねて厚労省に許可を得た素晴らしい成分です。こちらもPOLAさん商品でしか味わえない唯一無二の美白コスメ製品です。
ONE BY KOSE
メラノショット ホワイト
化粧品原料プロ視点おすすめポイント👇
美白有効成分:コウジ酸
コーセーさんはコウジ酸のスペシャリスト!!白の象徴として、長年、多くの女性から支持されてきた美白有効成分コウジ酸をシミの発生源まで届けます。また、刻々と黒さを増す、メラニンのかたまりの黒色化を防いで、シミ悩みのないクリアな肌へ、進化系コウジ酸美白美容液素晴らしいです。
ディセンシア サエル
ホワイトニング ローション
化粧品成分プロ視点おすすめポイント👇
美白有効成分:アルブチン
DECENCIA:POLAさんグループのDECENCIAアルブチン配合美白化粧水、少しお高いですが、使用感もリッチ感がありPepeは好みの化粧水です。天然由来のローズとローズマリーの香りが普段のスキンケアタイムに癒やしを与えてくれて非常に良いと思います。
ドクターシーラボ
スーパーホワイト377
化粧品成分プロおすすめポイント👇
海外ではホワイトニングで使用されている成分W377*2と浸透※2ビタミンC*3の組み合わせ処方。シーラボの独自技術でプラチナコロイドに結合させています。こちらの製品は医薬部外品ではないので、美白という言葉は使えませんが、成分的には効果の高い処方となっています。
*美白という表現は厚労省により医薬部外品のみ許可されている言葉です。
美白化粧品を使用した事の無い方は、一度試して頂ければ嬉しいです。
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