【自己紹介】
化粧品成分専門ブログ
運営者 Pepe
・化粧品成分開発者
・10年以上の経験
・化粧品成分のプロフェッショナル
本日のテーマ
【ビタミンC】
スキンケア製品の中でもよく聞く成分、それは「ビタミンＣ」ですよね。特に最近では韓国コスメのスキンケア製品で人気が爆発しています。使用感や見た目という感覚的な部分だけではなく、化粧品の本質である中身（成分）が理解出来ると思います。中身が分かると本当に自分の合った商品が選べるようになります。
最終的には数あるビタミンC製品の中から、自身に合うビタミンＣ化粧品製品を探す事が出来る筈です。
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毛穴やニキビにも効果があり、ランキングにいつも入るビタミンC化粧品！化粧品成分プロがわかり易く解説します。
ビタミンCを解説！シミ、シワ、毛穴やニキビにも効果があり、ランキングにいつも入るビタミンC化粧品を解説します。
ビタミンCとは？
Pepeさん
ビタミンCってなんですか？
ビタミンCとはアスコルビン酸の事ですね。
Pepeさん
何言っているかわかりません。
もう少しわかり易く🙏お願いいたします。
勿論ですよ。
ビタミンＣ＝アスコルビン酸という成分だという事です。
化粧品の成分にはビタミンCとは記載されず。
アスコルビン酸と表示されます。
そういう事ですね。
ビタミンCの成分名はアルコルビン酸という名前になるという事ですね。
お肌に何が良いのですか？
主に下記のような効果です。
・シミ予防
・ターンオーバーを促進
・コラーゲンの合成を促進
・シミの色を薄くする
・抗酸化作用
・角化の正常化
凄いですね。
全ての化粧品に配合すれば良いと思うんですが。
そうなんです。
ただ、アスコルビン酸は効果が高いのですが、凄く壊れやすく処方に入れにくい成分なんです。
「ビタミンＣ」配合と記載された化粧品も意外と少量しか入れてなくて商品の表示に大きく「ビタミンＣ」配合と記載している商品も散見されます。
＊実際の配合量はオープンになっていないので、あくまでも予想です。
よく、ドラッグストアとかでビタミンＣ配合とビタミンＣ誘導体配合って
見かけるんですが、両方とも同じ成分ですか？
これは違いますね。
ビタミンCとビタミンC誘導体は別の物質なので、そのあたりも含め下記で解説していきますね。
ビタミンＣとはアスコルビン酸の事
ビタミンＣ
アスコルビン酸
化粧品成分表示ではビタミンＣとは表記されません。代わりにアスコルビン酸と表示されます。アスコルビン酸はビタミンＣの化学的名称ですので、ビタミンＣ イコール アスコルビン酸と考えて頂いて大丈夫です。
ビタミンCという化学的名称はありません。
化粧品表示
アスコルビン酸
と表示されます。ビタミンCという表示はされませんので、ご注意下さい。
ビタミンＣ（アスコルビン酸）の重要性
ビタミンＣの重要性
日々の生活で紫外線を浴びるとたった数分で活性酸素が生じます。これにより肌はダメージを受け、しみやしわの原因になります。ビタミンCは抗酸化作用が高くシワやシミ予防に効果的です。肌をキレイに保つためには、ビタミンCがとても重要な役割を果たしています。ビタミンCは、肌に輝きを与え、シミやくすみを薄くする効果があります。これによって、健康的で明るい肌を保つことができます。
- シミ予防（メラニン合成阻害）
- ターンオーバーを促進
- コラーゲンの合成を促進
- すでにできたシミ※の色を薄くする（メラニン色素の淡色化）
- 抗酸化作用
- 角化の正常化
ビタミンCは肌に有効的な成分です。
ビタミンC化粧品の成分と選び方
ビタミンC化粧品の成分と選び方
ビタミンC美容液を選ぶ際に注意するポイントはいくつかあります。まず、ビタミンCの種類や濃度を確認しましょう。ビタミンCは、アスコルビン酸やビタミンC誘導体などがあります。また、肌に優しい成分や保湿成分も大切です。成分表示を見る際には、「アスコルビン酸」や「ビタミンC誘導体」の表記を探してみましょう。保湿成分として「ヒアルロン酸」や「グリセリン」が含まれていると、肌の乾燥を防ぎながらビタミンCの効果を実感しやすくなります。
ビタミンCとビタミンC誘導体の違いは？
ピュアビタミンC
ビタミンC誘導体
化粧品売場に行って商品ラベルを見てみるとよく下記のような表示を見かけます。ビタミンC配合（ビタミンＣ誘導体）とか、ビタミンC誘導体配合とかです。ビタミンＣ誘導体とはビタミンCを化学修飾しているという意味となります。
ピュアなビタミンCであるアスコルビン酸はとても扱いにくい原料です。
成分を安定化させるために化学修飾させて誘導体としています。
◆ ピュアビタミンC
その名の通り、何もついていないビタミンC（アスコルビン酸）。つけた瞬間からすぐにビタミンCとしての効果を発揮してくれます。それゆえ、「活性型ビタミンC」や「即効型ビタミンC」などとも呼ばれています。
上記はアスコルビン酸の事です。
◆ ビタミンC誘導体
ピュアビタミンCに化学修飾をすることで、安定化させた成分。ピュアビタミンCよりも安定かつ、肌に浸透しやすいのが特徴で、様々な種類があります。体内の酵素で、化学修飾した部分が切られて初めてピュアビタミンCとして働くので、じわじわと時間をかけて効果を発揮します。
上記はビタミンC誘導体の事です。
アスコルビルリン酸Na
リン酸アスコルビルＭｇ
アスコルビルグルコシド
etc
ビタミンCを安定的に化粧品に配合する方法
ビタミンCを安定化する
・pHの調整
・リポソーム化
・粉体化
・壊れやすいビタミンCをカプセル化して空気に触れないようにする
・温度にも弱いので冷蔵保管専用にする
色々と試しましたが、ピュアなビタミンCを安定的に化粧品に配合するには難しいです。Pepeの場合は安定化されたビタミンC誘導体を使用する事が多かったです。
PepeおすすめのビタミンＣ化粧品
ここからはPepeおすすめのビタミンC化粧品をご紹介させて頂きます👇
ロート製薬 メラノCC しみ 集中対策 美容液
化粧品原料プロ視点おすすめポイント！！
ピュアビタミンC配合の医薬部外品商品です。
透明感にこだわった美白有効成分「活性型ビタミンC＊1」配合の薬用美白美容液。安定化させる事が難しいピュアビタミンCをロート製薬さんの技術で安定化している商品です。ロートさん独自の浸透処方で、美白有効成分が角質層の奥深くまで届き、メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぎます。価格も良心的ですので一度購入して試しても良いと思います。Pepeは気になる部分にポイント使用で毎日使っています。
オバジC25セラム ネオ
化粧品原料プロ視点おすすめポイント！！
ビタミンC大好きのロート製薬さんが出すオバジシリーズ
他の商品もビタミンCが高配合されていますが、こちらはダントツに配合量が多いと思います。全成分はでもビタミンCの表示名称であるアスコルビン酸が水より前に記載されています。ビタミンC特にピュアなビタミンCであるアスコルビン酸は非常に効果の高い成分ですが、壊れやすい成分でもあるため、安定化が非常に難しいです。ロートさんはメラノCCでもピュアビタミンCを安定化していますが、オバジの高配合ビタミンCを化粧水も非常に効果が高いと思います。
クラランス ブライトプラス
トリートメントエッセンス ローション
化粧品成分プロ視点おすすめポイント！！
ビタミンC誘導体を主剤にした医薬部外品美白商品です。ポイントはピュアビタミンCが高濃度で入っているアセロラエキスを配合している事です。アセロラの中にはピュアビタミンCが多く入っていますので、ピュアビタミンCと同様の効果が期待できるエキスです。クラランスさんはホワイトプラスシリーズから商品名をブライトプラスにリニューアルしました。シリーズ全般に良い製品が多いです。
旧製品ですが、ホワイトプラスも同様におすすめです。
両製品ともポイントはピュアビタミンCが高濃度で入っているアセロラエキスを配合している事です。アセロラの中にはピュアビタミンCが多く入っていますので、ピュアビタミンCと同様の効果が期待できるエキスです。
VC-20 ビタミンC誘導体 TUNEMAKERS
(チューンメーカーズ)原液美容液
化粧品原料プロ視点おすすめポイント！！
原液コスメのチューンメーカーズのビタミンＣ化粧品です。注目の成分はヘキシル３－グリセリルアスコルビン酸を配合している所、「メラニンのオートファジー」に注目された成分でメラニン輸送因子の発現自体を抑制しメラニンのケラチノサイトへの移行（輸送）を阻害することで、オートファジーを活性化させ、メラニンの過剰産生を防ぐことができるという凄い成分。
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