【美容液と化粧水】何が違うかを成分プロが解説

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化粧品成分開発に10年以上従事した化粧品成分のプロフェッショナルであるPepeが発信する化粧品成分特化ブログです。難しい化粧品成分を分かりやすく解説していき、その成分を使用した最終製品を紹介していきます。読者の方が化粧品成分を理解する事によって、化粧品選びが楽しくなり、幸せなコスメライフを過ごせる切っ掛けになれば嬉しいです。

美容液と化粧水は何が違うの?

化粧品成分プロフェッショナルのPepeです。
スキンケアの中でメインで使用している一つの商品が化粧水です。でも、美容液と化粧水って何か似てませんか?今回は化粧品成分プロ視点から化粧水と美容液の違いについて解説していき、皆さんの疑問にお答えしていきたいと思います。

記事を読んで頂けると、使用感や見た目という感覚的な部分だけではなく、化粧品の本質である
中身(成分)が理解出来ると思います。中身が分かると本当に自分の合った商品が選べるようになります。

美容液と化粧水に定義はあるの?


Pepeさん

美容液と化粧水って何が違うんですか?


Pepe
Pepe

実は明確には決まっていなんですよ。


えー、また選ぶのが難しいなりました(T_T)


Pepe
Pepe

そうですよね。一般的には水に近い粘度のモノが化粧水、少し粘度の高い商品が美容液と言われてます。


美容液とエッセンスの違いはなんですか?


Pepe
Pepe

これも定義は決まっていません。
一般的には美容液とエッセンスは同じ意味で使用されていると思います。


分かりました。では、商品を選ぶポイントはありますか?


Pepe
Pepe

化粧水もエッセンスも白くないタイプは基本油分が入っていないタイプが多いです。

湿度が高くジメジメしている時期は透明の化粧水と美容液(エッセンス)、冬場の乾燥時期は油分が入っている白いタイプの化粧水や美容液(エッセンス)の組み合わせはどうでしょうか?


季節と自分のお肌に合わせるって感じですね。


Pepe
Pepe

化粧品成分を理解すると自身に合う化粧品が選べる筈ですよ\(^o^)/

 

美容液(エッセンス)を解説

美容液の基本

  • 粘度が少しあるタイプが多い
  • 中身の色が白い商品は乳化タイプが多いので油分が入っている
  • 中身が透明の商品は油分は入っていない
  • エッセンスと美容液は同じ商品

化粧水を解説

化粧水の基本

  • 粘度が低いタイプが多い
  • 基本は水に溶ける原料で構成されている
  • さっぱりタイプ=さっぱりする保湿剤(例:BG、DPG、イソプレングリコール、プロパンジオール)等で構成
  • しっとりタイプ=しっとりする保湿剤(例:グリセリン、ソルビトール、グルコシルトレハロース)等で構成

化粧水と美容液は何が違う?

化粧水と美容液は何が違う?
結論から言うと違いは殆ど無いです。あえて言うのであれば価格が違うところです。
個人的な意見ですが、化粧水と美容液はどちらか一つで十分かなと思います。

Pepe
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お料理の「甘めか、さっぱり」でお砂糖の量を調整する感じと同じです。
人によっては甘い方がお好きな人がいるように人の肌もそれぞれです。

使用感の調整

Pepe
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お料理の「甘めか、さっぱり」でお砂糖の量を調整する感じと同じです。
人によっては甘い方がお好きな人がいるように人の肌もそれぞれです。

化粧水の場合は上記で記載したように、保湿剤の感触がかなり出てきます。
さっぱりする保湿剤(例:BG、DPG、イソプレングリコール、プロパンジオール)等で構成
しっとりする保湿剤(例:グリセリン、ソルビトール、グルコシルトレハロース)等で構成

これらの配合量を色々処方で試して、使用感や保湿効果を見てから商品化します。
勿論、3年間の安定性を担保する必要があるので、安定性試験も実施した上で上市することになります。



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