日焼け止め ノンケミカル or ケミカル  化粧品原料開発視点から解説

化粧品カテゴリー別解説

日焼け止めの話 ノンケミカル or ケミカル そもそもどういう意味?

Pepe
Pepe

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日焼け止め

Pepeさん

今回は日焼け止めの話ですか?

Pepe
Pepe

はい!日焼け止めは奥が深いですよ。

今回はノンケミカルとケミカルの違いのみにしますね~。

Pepeさん

ちょっと何を言っているか分かりません(T_T)

世間、同僚、ママ友も

ノンケミカルが良いと思って買ってますが、実は私意味全く分かっていなくて。。。

Pepe
Pepe

化粧品あるあるですよね。

何度か話してますが、化粧品は化学の世界です。成分や中身を把握するのは結構至難です。

このBlogでは化粧品原料プロフェッショナル視点から分かり易く解説します。

Pepeさん

ありがとうございます。

Pepe
Pepe

ケミカルという意味は化学物質という意味です。化学物質と聞くと凄い身体に悪そうというイメージだと思いますが、化学を学んだ人から見れば自然のものも化学物質です。

Pepeさん

意味が。。。

もっと分かりやすく教えて下さい🙏

Pepe
Pepe

例えば、オリーブ油はオリーブから絞った油で天然なイメージだと思います。この油の主成分はトリグリセライドという物質です。これも言ってしまえば化学物質で、純度の高いトリグリセライドを天然でとった場合と、化学合成で作った場合は安全性や機能に変わりはありません。化粧品原料プロフェッショナルの長年の経験からですが、合成の方が純度の高い物質が得られ肌への安全性が高い場合の方が多いイメージです。

ケミカル=身体に悪い物質

という訳ではなく、しっかりとその成分がどのような成分なのかを知らないといけないという事ですね。

Pepe
Pepe

その通りです。

例えば天然由来でも、肌を荒れさせたりする物質もいっぱいあります。

漆(うるし)なんかもそうですし、以外と口にする天然の食べ物でも塗ると荒れるものって思い当たりますよね。

ノンケミカル? ケミカル?

Pepeさん

世の中の成分がケミカル(化学物質)なんであれば、ノンケミカル(化学物質ではない)という意味の日焼け止めってどういう意味なんですか?

Pepe
Pepe

良い質問ですね。

まず完璧な定義はありません。ただ、一般的にこの表現は日焼け止めだけに使用する事が多いです。そしてノンケミカルという意味はこの日焼け止めの成分の中に紫外線吸収剤を入れていない商品の事を指します。

なるほど~。

紫外線吸収剤は悪者なんですか?

Pepe
Pepe

人体に影響するのであれば、厚生労働省が使用を止めます。

現在では発がん性等の安全性に関わる問題は証明されていません。

また、紫外線吸収剤は厚生労働省の認可が必要な成分ですので、今の日本で使用されている紫外線吸収剤は成分として厚生労働省が認可している成分と言えますよ。

じゃー悪者ではないんですね?

Pepe
Pepe

私個人的な意見では、悪者ではないと思っています。

現時点では悪者と証明するデータはないですね。

日焼け止めのノンケミカル、ケミカルは下記になるって事ですね。

日焼け止め

ノンケミカル:紫外線吸収剤が入っていない商品

ケミカル:紫外線吸収剤が入っている商品

Pepeさんとしては、

紫外線吸収剤が入っている商品も使用にあたっては問題ないという意見ですね。

Pepe
Pepe

はい、私も使用しています。

ノンケミカルの商品は基本日焼け止め成分として酸化チタン、酸化亜鉛という成分が入っています。こちらは白い粉体なので、塗ると白くなったり少し重い感触がする傾向があります。

また、子供用や敏感肌用の商品でもしっかりテストをして紫外線吸収剤が入っている商品も結構ありますよ。

Pepe
Pepe

日焼け止めは奥が深いです。

SPFやPA 中身の事

今後シリーズ化していこうと思っています。

宜しくお願いいたします。

化粧品原料プロフェッショナルのPepeが選ぶなら

これは結構難しいですね。

私個人的には紫外線吸収剤が入っていても大丈夫だと思っていますが、皆さんは市場製品の中で紫外線吸収剤が入っているかどうか分かりにくいと思います。今回はノンケミカル(紫外線吸収剤が入っていない)商品をピックアップしておきますね。意外とノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)を表示している商品でも紫外線吸収剤が入っている商品結構あります。。。(汗)これは上述しましたが、ノンケミカルという定義はないので、表記的に問題かどうかは微妙というか駄目ではないような気がします。そういう意味はではより目利き(成分の知識)が必要な分野です。

チョイスした商品は少し塗布後の白浮きがあるかもしれませんが、その辺りはご了承下さいね。

ドゥーエ日焼け止め
酸化チタン、酸化亜鉛が紫外線を防御する成分です。紫外線吸収剤吸収剤は入っていません。

キュレル
花王さんが開発した疑似セラミドが入っている敏感肌用のブランドです。
こちらも紫外線吸収剤は入っていません。上記と同じく紫外線散乱剤である酸化チタン、酸化亜鉛処方ですね。UVローションとUVエッセンスがあります。

Pepeおすすめ 紫外線吸収剤なし日焼け止め キュレルUVローション


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